193年 デジャブ、そして父になる
結婚式を終えた次の日の朝。
デニスはまだ夢の中。
今日は…
庶民派王子ことノリー王子と我が憧れの人、ステファニーさんの結婚式があります。
ステファニーさんの花嫁姿を拝みに神殿へ。
はい可愛いです。さすがステファニーさん、素晴らしいです。
しっかりなー!もしっかりと言っておきました。
しかしこれだと王子側の友人として来たみたいになってるけど、俺はあくまでステファニーさんが目的であってだね…
そして式も滞りなく終わり、出席者たちは例によってあっさり神殿を出て行く。
俺もデニスの様子を見に行こ〜っと♪
しかし、ここで誰かに呼び止められる。
なんと本日の主役、ノリー王子。
この展開、まるで昨日の俺じゃないか…
やっぱりまだ余韻に浸っときたいよね。
と、王子に親近感を覚え、互いの結婚のお祝いをするために酒場へ。
そこで待っていたのはお祝いの言葉ではなく、
え、ええーー!!
このタイミングでか!
…同じ農場管理官で自分の結婚式の次の日に結婚式だったっり、しかも仲良しのステファニーさんと結婚するし。
これも運命なのかなと思い、この告白を受けることに。
こうして2人目の親友が爆誕した。
新婚同士、仲良くやろうぜ!
因みに、昨日のホセと同じことを言ってみた。
独身貴族ホセとは違い、ここのガードは堅かった。
帰宅すると、デニスはもう夢の中。
次の日…
人妻となったステファニーさんが何だか楽しそう。
なん…だと…
そこへ王子も登場。
何と練習試合をしようと言うではありませんか!
貴様には自動戦闘で十分だ。
結婚式のその日に子作りとはやるじゃないか、この変態王子。
こっちはまだ子作りの子の字もデニスに言えてないっていうのに!
ちくしょう…
いい父親になれよ!ちくしょう…
その夜…
…別に先を越されて悔しかったとかそう言うのじゃなくて、親友に一歩踏み出す勇気をもらったというか、ね?